ジムを辞めたから家でできる筋トレ探し|腹筋編 × デニム育成 #2

ジムを辞めた理由と、“育てる”という選択

6年間通ったジムを辞めた。

ベンチプレスは110kgまで挙がったし、仲間と合トレした日々も楽しかった。

でも、ある日ふと思った。

「これ以上筋肉をつけたら、育てたいデニムが入らなくなるかもしれない」

手元にあるのは、まだ一度も洗っていないリジッドデニムのセットアップ

クセも色落ちもない、無垢な状態の一本と一着。

このデニムとGジャンを、自分の動きと生活で**“共に育てていく”**ことを決めた。

ジムの器具やマシンに頼らず、家で、ちょうどいい筋肉と、ちょうどいい色落ちを育てていく。

それが、今の僕のトレーニングスタイルだ。


腹筋は、“セットアップの中心”を育てる動き

次にターゲットにしたのは「腹筋」。

クランチ、レッグレイズ、ツイスト──

これらの動きは、体の中心を使う動作だ。

そしてその中心こそが、Gジャンの前立てやジーンズのウエスト、股下、ヒゲの起点になる。

つまり、腹筋を動かす=セットアップの“顔”を育てることになる。

体を縮め、ねじり、起き上がる。

そのすべてが、まだ硬い生地に**シワとアタリの“設計図”**を描いていく。


僕が試した「家トレ式・腹筋トレーニング × デニム育成」

▶ クランチ(Gジャンの前身頃とジーンズのウエストに)

  1. 仰向けに寝て膝を立てる
  2. お腹を丸めるようにして上体を起こす
  3. 肩甲骨が浮くくらいで止め、ゆっくり戻す

育成ポイント:

クランチのたびに、Gジャンのボタンまわりやジーンズの腹部に細かいシワが入る。

これが積み重なって、“前面の味”になる。


▶ レッグレイズ(下腹&股下にアタリを刻む)

  1. 足を伸ばしたまま床から上げ、下げる
  2. 下腹を意識しながらコントロールする

育成ポイント:

足の上下で股部分に強いテンションがかかり、ジーンズの股下やモモ付け根にクセがつきやすくなる。

“見えない部分”に表情が出始めると、育成が一気に楽しくなる。


▶ ツイストクランチ(左右のクセづけとフロントの立体感)

  1. 通常のクランチにねじりを加え、肘と膝を交互に近づける
  2. 腹斜筋とツイスト動作を意識

育成ポイント:

ねじる動きで、Gジャンの前身頃に斜めのクセが重なる

動きの跡が積層していくようなイメージで、シワに立体感が出てくる。


腹筋も、色落ちも、一朝一夕ではできない

体を動かすたび、ほんの少しずつ汗がにじむ。

そして、ほんの少しずつデニムが柔らかくなる。

筋肉の変化と同じで、デニムの表情も、急には変わらない。

でも確かに、“今この瞬間も育っている”。

腹筋を繰り返すほど、服に自分の動きの歴史が残る。


まとめ|育てているのは、芯のある体と服の顔

腹筋は体幹の中心。

デニムで言えば、見た目の「顔」にあたる部分

そこに意識を集中して動き続けることは、

「鍛える」と「刻む」を同時にやっている感覚だった。

筋肉に芯ができ、服にクセが入り、どちらも少しずつ“自分の形”になっていく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました