はじめに:手間をかけることに、なぜ惹かれるのか?
ジーンズの色落ち。
レザーの艶。
育てた筋肉。
続けて書き残した日記。
集めたもの、磨いたもの、残ったもの。
誰かにとってはただのモノかもしれない。
でも、時間をかけて手を加えたものには、不思議な魅力がある。
なぜ人は、「育てること」にこんなにも惹かれるのでしょうか?
それは、「変わっていく過程」が、あなた自身の生き方と重なるからかもしれません。
育てること=“意味を与える”こと
たとえば、新品のデニムと、1年履き込んで生まれたアタリ。
まったく同じモノでも、そこには「物語」と「証明」が宿っています。
人間は、ただ所有するだけでは満たされない生き物です。
“時間”という資源を投じた対象にこそ、強い愛着を抱く。
つまり、「育てる」とは、「自分の一部にする」行為なのです。
子育て本能と“エイジング趣味”の共通点
心理学的に見ても、「育てること」が楽しいのは自然なことです。
それは、人間に備わっている**“子育て本能”の延長**だから。
- 手をかけた分、相手の変化が嬉しい
- 小さな変化を見逃さない観察力が育つ
- 「続けること自体」が報酬になる
あなたがジーンズやレザーを育てたくなるのは、
“それがあなたの中の本能にフィットしている”からです。
育てる対象は、モノでも自分でもいい
このブログで言う「育てたい」は、
ただの趣味や物欲を超えた、**“生き方のスタンス”**です。
- 筋肉を育てる
- 習慣を育てる
- 持ち物を育てる
- 関係性を育てる
いずれも共通しているのは、「時間」と「継続」の存在。
育てることには、「焦らなくていい」心地よさがある。
そして、「自分と一緒に変わっていく感覚」がある。
記録と手入れで、育つ速度が変わる
育てるには、ただ使うだけではなく、意識を向ける時間が大事です。
- デニムなら:写真で色落ちを記録
- 筋肉なら:メニューと体重の記録
- 革小物なら:定期的な手入れと観察
- 習慣なら:目に見えるチェックと振り返り
これを繰り返すことで、「変化」が「成果」に変わります。
終わりに:“変化を楽しむ”という、生き方
育てることの面白さは、変化を愛することです。
そして、変化を愛せる人は、自分の人生も育てていける。
このブログでは、あなたが時間をかけて育てたくなるものを見つけ、
その変化を記録し、言葉にして、共有していきます。
あなたが触れてきた時間に意味を与える、そんなブログでありたい。
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